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ユニタリー性 (物理学) : ミニ英和和英辞書
ユニタリー性 (物理学)[ゆにたりーせい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
物理 : [ぶつり]
 【名詞】 1. physics 
物理学 : [ぶつりがく]
 【名詞】 1. physics 
: [り]
 【名詞】 1. reason 
理学 : [りがく]
 【名詞】 1. physical science 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 

ユニタリー性 (物理学) : ウィキペディア日本語版
ユニタリー性 (物理学)[ゆにたりーせい]
量子力学におけるユニタリー性とは、量子系の時間発展を記述する演算子、または散乱過程を記述するS行列ユニタリー演算子であることを言う。また、そこから導かれる量子系の性質のことである。
===概要===
系のハミルトニアン \hat が時間に依存しない場合、系の時間発展はシュレディンガー方程式
: i \frac \left| \psi(t) \right\rangle = \hat\left| \psi(t) \right\rangle
によって定められる。その解は、演算子 \hat(t) \equiv e^ によって
: \left| \psi(t) \right\rangle = \hat(t) \left| \psi(0) \right\rangle
と書かれる。この \hat(t) がユニタリー演算子であること \hat(t) \hat(t)^\dagger = \hat^\dagger \hat=1 は、ユニタリー性の初歩的な例である。その帰結として、波動関数の規格化が保たれることが分かる:
: \left\| \left| \psi(t) \right\rangle \right\|^2 = \left\langle \psi(0) \right| \hat(t)^\dagger \hat(t) \left| \psi(0) \right\rangle = \left\| \left| \psi(0) \right\rangle \right\|^2 =1
この事実はより直感的に、時間発展の下で、確率の総和が1のまま変化しないことを表していると言える。
量子系に対する測定の作用を考えると、測定の反作用のため、着目している系の変化がユニタリー演算子で記述できない場合がある。そのような時間発展を非ユニタリー時間発展と呼ぶ。その場合も、着目している系と測定装置の全体は、ユニタリー性が保たれていると考えられている。言い換えると、閉じた量子系(すなわち、測定の作用を考えるなら測定装置も含む全体系)の時間発展はユニタリー性を持っているが、測定装置や測定結果に関する情報を捨てて、着目している系に関する情報のみを残すと、その時間発展が非ユニタリー時間発展となる場合がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ユニタリー性 (物理学)」の詳細全文を読む




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